角と鎧を身にまとう重戦車
サイ
Rhinoceros
Rhinoceros sondaicus (ジャワサイ)
Rhinoceros unicornis (インドサイ)
Ceratotherium simum (シロサイ)
Diceros bicornis (クロサイ)
Dicerorhinus sumatrensis (スマトラサイ)
フィギュア…ブリテン Britains インドサイ
<データ>
分類…奇蹄目サイ科
生息年代…現代
体長…350〜400cm
体高…150〜190cm
体重…1400〜2500kg
時速…50km/h
★Image
★Youtube
★Link(多様性を求めての旅、巨大動物図鑑)
<特徴>
サイはゾウについで大きな陸生哺乳類である。
バクの仲間から進化して、現在、最大種のシロサイのほか、クロサイ、インドサイ、ジャワサイ、スマトラサイ世界には5種類存在しているが、いずれの種も絶滅に瀕している。
しかしかつてはサイの仲間は繁栄し、様々な種がいた。 これについては後に述べる。
サイを勇猛に見せるその特徴的な角は、頭骨が成長して出来たウシやヤギの角と異なっていて、骨ではなく、細い繊維タンパク質がびっしりと集まったもので、毛髪と同じくケラチンが成分である。
そのため、角は比較的簡単にとれるという。
角は生後18か月から生え始め、60cmほどに達するものもいる。この角を食べる虫やコウモリなどもいる。シロサイ、クロサイ、スマトラサイは2本の角を持ち、インドサイは1本の角を持っている。
サイの皮膚は1〜2cmと分厚いが、意外に柔らかい。しかし日光に当たると、皮膚は鎧のように硬くなる。古代の人間はサイの皮膚を使って鎧を作ったとも言われている。
一方、腹部の皮膚は薄く、やわらかい。
インドサイはシロサイ、クロサイと比べ、皮膚が余って鎧のようになって見えるが、シロサイ、クロサイよりも硬いわけではなく、むしろ柔らかいと言われている。
視力が弱いが、嗅覚と聴覚に優れている。
シロサイとクロサイは植生が違うため、口の形が異なっていて、それで見分けることができる。シロサイは草を食べるのに適して幅広くなっているが、クロサイは歯を食べるので口幅がせまくなっている(参照;動物の写真)。
サイの寿命は野生条件下では35〜40年ほどだと言われているが、オス同士の縄張り争いの喧嘩で命を落としたり、病気や密猟のためにそれほど長くは生きられないという。
サイが一日に食べる量は90kgほどにもなる。大部分は草であるが、米やとうもろこし、果物、なども食べるため、インドサイなどは人里に下りて農作物を荒らすことがよくある。
サイの妊娠期間は約16か月で、4年間ほど母子で暮らし、5〜6歳で独り立ちする。
先にも書いたが、サイは絶滅寸前の種である。それぞれの頭数は、ジャワサイが最も少なく約60頭で、世界で最も数が少ない大型獣だという。スマトラサイは300頭(参照)、クロサイは4000頭、インドサイは一時200頭まで少なくなったが2500頭まで回復。シロサイも保護活動が功をなして10000頭になっている。しかし、それでもハンターによる密猟は行われている。
かつて、太古の時代にはサイに似た大型獣がたくさん生息した。
メタミノドン…4000万年前。体長が4mもあった巨大獣。サイに近縁だが姿や生態はカバに似ていた。しかし犬歯が発達しており、草ではなく木質を食べていた可能性がある。
インドリコテリウム…これは一見サイよりキリンに見えるが、サイ科の動物で、3600万年前に生きていた。史上最大の哺乳類と呼ばれ、推定体重は16t。アフリカゾウ3頭分である。
テレオケラス…2000万年前にはいたサイの仲間だが、体長は4mもあり、四肢が短く、胴が長いダックスフントのような体型をしていた。このためカバのような水中生活をしていたと考えられている。
エラスモテリウム…200万〜300万年前に生息した太古のサイで、大きさはゾウほどもあり、2mもの角を備えていた。ぜひ、これも"1/35"スケールフィギュア化してほしい。
50万年前にはマンモスのような毛の生えた毛サイ(ウーリーライノ)、
30万年前のヨーロッパにいた現代のスマトラサイにかなり近縁だが、さらに大型のメルクサイなどがいた。メルクサイは日本にも生息していた。
ブロントテリウム…サイとは遠類だが、同じ奇蹄目の動物。4000万年ほど前に生息し、大きさは5tと巨大である。また、サイとは違い、前頭骨がのびた骨質の角が顔についていた。エンボロテリウムは、プロントテリウムと近縁であるが、面白いことにこちらの角は、鼻骨がのびたものである。
アルシノイテリウム…一見、2本角のサイに見えるが、サイとは関係なく、ゾウに近い仲間とされているが、詳しくはわかっていない。
ウィンタテリウム…4000〜4500万年前の北米とアジアに暮らしていた草食獣。顔に皮膚におおわれた6本の骨質の角と長い牙をもつ風変わりな姿をしていた。脚はゾウに似ている。恐角目という絶滅したグループに属し、サイとは関係がない。
トクソドン…1000〜100万年前に南米にいた大型獣。カバに似た姿をしていたと考えられているが、南蹄類という、すでに絶滅してしまったグループ。近縁種は生存していない。ゾウに近縁のマストドン類が南米に入ってくるまでは大繁栄していたが、競争にやぶれ絶滅してしまった。
<写真>
(クロサイ上野動物園)
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<フィギュア>
こちらはサファリのサイのフィギュア。でも"1/35"スケールとしてはかなりでかすぎる。
だから、メルクサイってことで。それでもでかすぎるけど。
でも造形としては悪くなく、シュライヒにも負けていない。
サファリ(Safari)のサイ
シュライヒ(Schleich)のサイ
パポ(PAPO)のサイ
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